FLIP FLAP
あ~あ、6月は結局1回しか記事を書けませんでした。オコジョは全然書く気ないし…
ということで気を取り直して、今回もパパです。今回紹介するのは、とよ田みのるの「FLIP FLAP(フリップ・フラップ)」です。なんとピンボールのマンガですよ!出会いは例によって「アフタヌーン」でした。短期連載されている後半だけをチラッと読んだら、何だか妙な熱気を感じ、気になって仕方ない作品になってしまいました。そして先日、単行本をゲット!一気に読んで(1巻完結ですが)、見事にはまりました。
ストーリーは至極単純、高校卒業の日に憧れの同級生山田さんに告白した深町君が主人公、ところが山田さんは、交際の条件として、あるゲームセンターのピンボールで、最高スコアを出すことを提示するのです。深町君は、戸惑いながらもピンボールに挑戦し、腕を上げ、いつしかゲームそのものにのめりこみ…といったお話です。
これだけ聞くと、「な~んだ 普通のゲームマンガじゃないの?」、思われるかもしれませんが、それだけにとどまらないのが、この作品のすごいところなのです。とにかく熱いのです。はじめは「たかがゲーム」と深町君も読者も思っているのですが、読み進むうちにこの不思議な熱気に感染し、一緒にゲームをしているような感覚になり、いつしか熱いものが胸にこみ上げてくる…といった感じでしょうか。
とよ田みのるの描く絵もユニークで、太い線でポップに描かれた人物や背景は、決してリアルではないのですし、ヒロインの山田さんも、かなり変なキャラですが、呼んでいるうちに、これがどんどん魅力的に見えてくるんですね。これは驚きでした。コロコロコミックに代表される少年マンガの熱気と楽しさをそのままに、青年マンガを楽しく描いた作品、とでも言えば良いのでしょうか。とにかく不思議な魅力に満ちた作品です。とよ田みのるは、現在「アフタヌーン」誌に、「友だち百人できるかな」という作品を連載中ですが、これもまた同様の魅力を持っていて、毎月楽しみに読んでいます。
ところで、この作品を読むと、無性にピンボールがやりたくなります。ゲームセンターに行かない私は、ウインドウズXPのおまけについている「3Dピンボール」でがまんしていますが、パソコンのゲームでは「揺らし」ができないんですよねえ…物足りない。山田さんや深町君みたいに、ガツンと台を揺らしてみたいぞ!
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