FLIP FLAP

あ~あ、6月は結局1回しか記事を書けませんでした。オコジョは全然書く気ないし…

ということで気を取り直して、今回もパパです。今回紹介するのは、とよ田みのるの「FLIP FLAP(フリップ・フラップ)」です。なんとピンボールのマンガですよ!出会いは例によって「アフタヌーン」でした。短期連載されている後半だけをチラッと読んだら、何だか妙な熱気を感じ、気になって仕方ない作品になってしまいました。そして先日、単行本をゲット!一気に読んで(1巻完結ですが)、見事にはまりました。

ストーリーは至極単純、高校卒業の日に憧れの同級生山田さんに告白した深町君が主人公、ところが山田さんは、交際の条件として、あるゲームセンターのピンボールで、最高スコアを出すことを提示するのです。深町君は、戸惑いながらもピンボールに挑戦し、腕を上げ、いつしかゲームそのものにのめりこみ…といったお話です。

これだけ聞くと、「な~んだ 普通のゲームマンガじゃないの?」、思われるかもしれませんが、それだけにとどまらないのが、この作品のすごいところなのです。とにかく熱いのです。はじめは「たかがゲーム」と深町君も読者も思っているのですが、読み進むうちにこの不思議な熱気に感染し、一緒にゲームをしているような感覚になり、いつしか熱いものが胸にこみ上げてくる…といった感じでしょうか。

とよ田みのるの描く絵もユニークで、太い線でポップに描かれた人物や背景は、決してリアルではないのですし、ヒロインの山田さんも、かなり変なキャラですが、呼んでいるうちに、これがどんどん魅力的に見えてくるんですね。これは驚きでした。コロコロコミックに代表される少年マンガの熱気と楽しさをそのままに、青年マンガを楽しく描いた作品、とでも言えば良いのでしょうか。とにかく不思議な魅力に満ちた作品です。とよ田みのるは、現在「アフタヌーン」誌に、「友だち百人できるかな」という作品を連載中ですが、これもまた同様の魅力を持っていて、毎月楽しみに読んでいます。

ところで、この作品を読むと、無性にピンボールがやりたくなります。ゲームセンターに行かない私は、ウインドウズXPのおまけについている「3Dピンボール」でがまんしていますが、パソコンのゲームでは「揺らし」ができないんですよねえ…物足りない。山田さんや深町君みたいに、ガツンと台を揺らしてみたいぞ!

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カムイ伝

一ヶ月のご無沙汰でした。パパです。いや~困ったものですが、オコジョが全然書いてくれません。(またかい、と言われそうですが)中学生になったら、部活やらテスト勉強やら塾やらと、忙しくなってしまったのも事実なのですが、ゲームやったりケータイで遊んでたりもしてるんですよ。かと思えば、パソに向かってるなあ…と思いきや、YOU-TUBEやニコ動でアニメ見てるし…

ま、そんかこんなですので、オコジョが何か書くのを待っていると、このブログはいつまでも開店休業中になりそうですので、ここは思い切って、ブログの原則を破ります!つまり、オコジョとパパが交代で書く、という原則は当面廃止します。以後は、書きたい人が書きたいときに書く、という方針で行きますので、ご了解ください。そうなれば、私(パパ)が3回、オコジョ1回くらいのペースになりそうですが、どちらにしても、オコジョ次第ですね。

ということで、今回もパパの記事です。取り上げるのは、あの名作「カムイ伝」ですよ~!そもそも、なぜ「カムイ伝」かというと、ご存知でしょうが、松山ケンイチ主演で「カムイ外伝」が映画化されるからです。そして、そのニュースに刺激され、今「カムイ伝」を久しぶりに読み返しているからなんですね。

さて「カムイ伝」ですが、いまさらあれこれ述べるのもおこがましい、マンガ史上に残る名作中の名作です。舞台は江戸時代前期、被差別部落に生まれ、力を求めて忍者になったカムイ、たぐいまれな知恵と勇気で農民の生活の向上を目指し、権力と戦う正助、武士でありながら武士の身分に疑問を持ち、放浪する竜之進、この3人のあゆみを軸に、中心舞台となる日置藩の秘密や、武士の権力闘争、差別との闘い、商人たちの策謀など、たくさんの人物がからみあい、大河ドラマを展開していきます。

「ガロ」に第一部が連載されたのが、1964~71年ということもあり、大学紛争・安保闘争に明け暮れる学生たちの熱狂的な支持を受け、「唯物史観マンガ」ともいわれました。確かに、身分差別問題が重要なテーマになっていたり、唯物史観の影響が強い作品です。私も、この作品を読んで、差別問題について、ずいぶん勉強になったものです。

しかし、今の時代に読み返しても全く色あせないこの作品の真の魅力は、その壮大なストーリーと、個性あふれる登場人物、そしてカムイの忍者としての活躍ぶり、また、竜之進らが見せる剣術と、その戦いなど、エンターテイメントとしての完成度の高さにあると思います。だから、唯物なんたらを抜きにしても、実に面白いマンガだと思います。

上記3人の主人公以外の登場人物も実に多彩です。正助の片腕「権(ごん)」、百姓から非人になるも、卓越した指導力を発揮する「苔丸」、竜之進の宿敵たち、カムイの師匠「赤目」、金の力で世の中を動かそうとする「夢屋市兵衛」…みんな魅力的です。

1988年から第二部が「ビッグコミック」に連載されましたが、まだ完結しておらず、第3部はまだはじまっていません。日本マンガ史上では、手塚治虫の「火の鳥」と並ぶ大河作品ですが、このまま「火の鳥」同様、未完に終わってしまうのかどうか、気になります。

なお、「カムイ外伝」は、カムイの忍者としての活躍を描いた、文字通りの「外伝」で、本作の主要登場人物は登場しません。こちらはテレビアニメにもなり、私も小学生時代に見てました。「ひ~とり~、ひ~とり~、カムイ~note」という主題歌は、今でも歌えます。

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ももんち

ども、パパです。本当はこうの史代さんの傑作「この世界の片隅に」の完結編について書きたいのだけれど、一度読んだところでオコジョに貸したら、帰ってこないのですよ、1ヶ月も。「読み終わったら返せよ~、ブログに書くんだから」と、しつこく言ってるのに、「まだ読んでない」の繰り返し。「読まないのなら返せ!」と怒ったら、「これから読むから待って」と、ようやく読み始めたようです。

と、いうことで、「この世界~」については後のお楽しみということにして、今回は、同じく最近出たばかりの「ももんち」を取り上げましょう。

「ももんち」は、最近のお気に入り作家である冬目景さんが、「ビッグコミック・スピリッツ」に不定期連載していた作品で、単行本1冊で完結の中編です。本屋で単行本を手に取ったとき、たいして厚くない本なのに、値段が高くて「なんじゃこりゃ」と驚きましたが、中を見て納得。連載時のカラーページがそのままカラーで収録されていたのでした。素晴らしい絵を描く冬目さんの作品ですから、このサービスは嬉しかったです。

さて、肝心の内容ですが、美大予備校に通う「もも」が主人公で、家族との不思議な関係や、予備校での友人たちとの交流、ももの恋の話などが、淡々と描かれていきます。約一年間のお話ですが、美術学生の様子などは、さすが美大出身の作者だけあってリアルに描かれています。

でも、この作品の魅力は、なんといっても「もも」の可愛らしさではないでしょうか?実は「あとがき」を読むと、作者は70~80年代の少女マンガのようなものを描きたかったのだそうです。冬目さんの描く絵は、デッサン風の線(万年筆で描いてるそうだ!)も、描き方も、全く少女マンガ風ではありませんが、登場人物はみんな愛らしいし、なにより「もも」の存在そのものが可愛いのです。いや~萌えるは、これ。「イエうた」の「ハル」とは違った意味で、「もも」にも萌えてしまいました。

「イエうた」が出てところで、実はこの作品、一部が「イエうた」とかぶってます。ネタばれになるのでこれ以上は書きませんが、冬目さんってこういうの好きですよね。「羊の歌」と「イエうた」でもあったし…

ラストは続編があるような余韻を残していますが、続編は描かないでほしいと思います。「もも」の一年間を描いたこの作品は、このままそっと大切にしまっておきたい宝物のような作品だと思います。

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ぢごぷり

こんばんわー、最近めっちゃ忙しいオコジョです。ああああもうすぐ運動会ですね!もうさっさと二次元に入りたい今日この頃です。パソコンにガンガン頭を打ち付けたいですよ…!

ところで今『機動戦士ガンダム』のふぁーすとを見ているのですが、もうシャアが限りなく果てしなく好きですね。ていうかもうシャアの部下になりたい女ですが何か?でもガルマが死んでしまってからなんかガルマを守りきれなかったから上司に下ろされたっぽくて出てこないんですよね。…あと最近気付いたのがなんかザビ家の皆さんの中で

ガルマが一番美男子だった気がするΣ( ゜Д゜)ハッ

まぁ…よく見るとそうだよなぁ…って気が…してきた!そんでそんでよく考えたら何気に私の好きなヘタレ要素(大好き)が入ってる気がする…ちょ、もしかしてガルマって結構かわいい…?…ドン引きした奴は腐女子の恐ろしさが分かってないんだな☆マイナーな人なんかオヤジ受けとかあるんだぞ!

んで逆転してシャアガルにはまりつつある今日この頃―。

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ところで最近単行本になった『ぢごぷり』について。

『げんしけん』の木尾士目の最新作なのだが、私はずーっとアフタヌーンで見てたのであえて言う、面白い。最初の話ではげんしけんの頃と絵柄を変えて、ちょっとびっくりした…うん。でもだんだん書いていくうちに作者の絵がにじみででいて、「あれ? このキャラって…」みたいな錯角がちらほら(笑)

ストーリーは、沖浦あゆみ(旧姓日野)と日野かなめの18歳の双子による子育て物語…かな?ちなみにタイトルは『ぢごくのぷりんす』でぢごぷり。まぁ詳しいことは単行本見ろ!(オイ 買ってハズレではないぞ。 とくにお父様お母様には。

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というか今日はもうひっとぽいんとが10くらいなので寝ます!

おやすみー

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SLICK STAR (スリックスター)

こんにちは、パパです。いやいや、ようやくオコジョが記事を書いてくれました。よしよし。これからは、マメに記事を書きなさいね。

ところで先日、家の中をいろいろ片付けて、マンガ用の本棚を増やし、今までダンボールは子などにしまいこんでいた昔のマンガを並べました。まだすべてを整理し切れていませんが、いろいろと懐かしいマンガ本が出てきたので、読みふける毎日です。久しぶりに読んだら、あらてめてハマッてしまったものもありました。その一つが、今回紹介する「スリックッスター」です。

「SLICK STAR(スリックスター)」は、板橋しゅうほう作のSFマンガで、「コミックトム」に連載されていた作品です。舞台は宇宙空間に浮かぶ人工都市「スリックスター」、主人公の錬次(れんじ)クオーターマンは、格闘技に優れた賞金稼ぎ(後に探偵事務所を開く)。仲間のホスゲン(拳銃の名手)と一緒に、人工都市で起こる奇怪な事件に立ち向かうというSFアクション・ストーリーです。前半はSFアクション的な展開をみせますが、中盤からその様相を変え、後半は地球の存亡にかかわるようなスケールの大きいSF大作になります。それでも、途中から構想を変えた、という感じはせず、作者が複雑に張り巡らせた伏線が、最後にまとまって大団円を迎えるあたり、読んでいてカタルシスを感じる傑作だと思います。

もっとも、この作品の最大の魅力は、板橋しゅうほうが描く絵のすばらしさではないでしょうか。実に絵の上手いマンガ家だと思います。特に、アクションシーンの描き方は抜群で、迫力満点。人物の描き方は、ちょっとアメコミ風にみえますが、アメコミのようなへんなデフォルメは無く、きちんと描きこまれています。メカや背景の描き方の「こだわり」もすごいものがあります。また、この人の作品には、怪物的なキャラがたくさん出てくるのですが、その独創的なフォルムには、いつも驚かされます。(怪物の描き方を極めた作品といえば、「凱羅(がいら)」ですね)

90年代までは盛んに作品を発表してきた板橋氏ですが、最近は作品を見なくなりました。Wikipediaによると、現在はWEB上で作品を発表しているということです。また、京都精華大マンガ学部の教授もしているとか。でも、単行本でも作品を読みたいぞ。あと、この人の描く女性は、みんなスタイル抜群で実に魅力的。これも楽しみの一つですね。「スリックスター」では、レオナスとシャオリンという2人のヒロインが出てきます。あなたの好みはどちら? 私はね…(秘密)

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お久! byオコジョ

こんばんは、やっぱり友達の影響で腐ってしまったオコジョです。もう父の話では3ヶ月近く私は書き込まなかったみたいで…。すいません!ごめんなさい!しかし私も中学生になってですね、もうドタバタでネギま!みたいな楽しい中学生活ライフに浸る余裕もないのですよ。

後最近携帯ばっかりいじってるのでキーボードの打ち方忘れちゃったりね☆

携帯ではGREEとかで活動してるのでよろしく!(ハンドルネーム違うけどね)ちなみに今は坂本真綾のシングル聞いてます~。カップリングの曲がまたいいのですよ!切ないっ!私はなぜかアニソンでもなんでも女性に偏ってしまうんですよね…なんで?

あ、てかついでに気付きました?わたくしの文章が少し読みやすくなっているのを!…………顔文字を控えたのですよ…昔は乱用してましたからね…今思えば恥ずかしいです。すいません。しんぷる・いず・ざ・べすと…

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ところで最近『機動戦士ガンダム』を見始めました。面白いですね!予想以上に面白かったですよ!ちょびっと見てた00(ダブルオー)がカスに見えます(← 後やっぱ

シャアがカッコよすぎる\(^o^)/

いやいやいや…最近色んなとこで見るから外見からしてビビッときてたんですけど、ヤバイっすよ。今ならシャアを原動力にガリ勉出来る…………かな?後腐った目線でごめんなさいなんですけど

ちょ、ガルマとシャアって…デキ(←黙

いやいやいやだって大佐と少佐ってポジションってだけでちょい妄想してましたよ?だってシャワーしてる最中にガルマが部屋にいる…ちょ、お前らっ…(← まぁガルマが出てくる前はアムロ×シャアでしたけ(蹴 まぁ今はアムロ×ブライトさんで…てか家族で出かけたときにこの話になってうちの母が私のこういう趣味の性質を的確に当ててたのにあせりました…(マジ)親子だから!?うわわあああああ

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まぁ嫌な人も居ると思うので腐話はこのへんにして…今日は最近読んだ「あずまんが大王」について。よつばと!のあずまきよひこが描く4コマギャグですねん。この人のギャグセンスってすげぇなって思いますよ。どれにもハズレがない!後、絵柄的に読みやすくて好感が持てる。むーん、すごい。

それと結構百合要素が高い。

榊さんとか受けでもヘタレ攻めでもいいと思う。相手は微妙だけど…。先生同士でもありそうだと思う。ちよちゃんは腹黒攻めでも天然受けでもいいと思う。腐った目線でごめん。

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じゃ、眠いしおなか減ったのでおわりにします。45分もかかっちゃったよ…。眠い。ガルシャアってちょっと描いてみたいなァ。

ばいにー☆(あきら様っ)

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ボクの初体験

こんにちは、パパです。仕事が忙しくて、帰宅するとすぐ寝てしまう日々が続いてしまい、更新ができませんでした。

え~、4月になりましたね。こちらは桜が満開です。春爛漫、暖かくていい季節になりましたね。で、オコジョは昨日、中学校の入学式でした。オコジョのプロフィールも微修正しておきました。

前の記事で報告したオコジョのマンガ執筆ですが、3月28日になんとか完成しました。30日には、応募用紙を添えて出版社へ送ってあります。あとは結果を待つのみです。6月には結果がわかるので、楽しみに待ちたいと思います。

さて、今回の記事ですが、弓月光(ゆづき ひかる)の名作「ボクの初体験」です。私がこの作品を知ったのは、今を去ること○十年前の高校時代でした。マンガ友達がこの作品の単行本を持ってきて、「面白いから読んでみろ」と薦めてくれたのです。一見、少女マンガのような可愛い絵柄でしたので、「ふ~ん」と半信半疑で借りたのですが、帰宅して読んでみたら、これがすごく面白くて、一発ではまってしまいました。

「少女マンガのような~」と思うのも当たり前で、この作品は1975年の「マーガレット」に連載された作品で、正真正銘の「少女マンガ」なのでした。でも、その内容は、「よくこんなのが少女誌に掲載できたな~」という感じの作品で、下ネタ満載のギャグマンガです。

物語は、あまりにも純情のくせに惚れっぽいという難儀な性格の主人公 英太郎が、フラレた上に、それをさらし者にされたショックで、飛び降り自殺したところからはじまります。死んだはずの英太郎は、天才(マッドサイエンティスト)外科医の人浦狂児博士の手によって、その脳を人浦博士のおさな妻(17歳!)、春菜(脳腫瘍で死亡)に移植され、蘇ってしまうのです。女性とした蘇った英太郎が巻き起こすドタバタコメディというわけですが、英太郎は自分を自殺に追い込んだ同級生のみちるに復習するため、春菜の姿で元の高校に「転入」します。ところが、みちるは英太郎のことが好きだったことがわかり… といった具合に、ラブコメ的な話も加わり、ストーリーは一層複雑になっていきます。中盤以降は、さらに驚愕の展開になりますが、ネタばれになるので、続きは自分で読んでください。

弓月光(男性です)は、「りぼん」でデビューした頃は、モンキー・パンチの影響を受けた泥臭い絵柄でしたが、「りぼん」時代末期の「ナオミ あ・ら・か・る・と」あたりから洗練された絵柄に変わり、「マーガレット」での第1作であるこの作品あたりで、その絵柄が確立します。少女マンガ特有の細くてきれいな線で描く可愛い顔が、ギャグをかますとグシャッと崩れるところが、この人の得意技で、この「顔面崩し」は、もはや芸術的といえます。

弓月光は、このあと受験戦争をテーマにした「エリート狂走曲」で人気が爆発し、その後青年誌に舞台を移して、「みんなあげちゃう」などのエッチなコメディで人気を博します。今は「ビジネスジャンプ」に、「甘い生活」を長期連載中で、すっかり青年誌向けのマンガ家になってしまいましたが、少女マンガ時代の、ちょっとエッチで可愛いギャグマンガに郷愁を感じているのは、私だけではないはずです。そんな弓月ギャグの最高傑作が、「ボクの初体験」です。ぜひ読んでください!

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イエスタディをうたって

どうも、またもパパです。オコジョのマンガ製作は、佳境に入ってきました。今はペン入れ作業中です。今月末の締め切りに間に合うか?だいぶ追い込んできましたので、期待しましょう。明日は小学校の卒業式です。

ということで、今回もオコジョは執筆できませんので、パパの記事で許してね。

今回取り上げるのは、「イエスタディをうたって」です。以前、「ハツカネズミの時間」を取り上げたことのある冬目景の作品で、「ビジネスジャンプ」に、1998年から断続的に連載されていますが、10年たった今でもまったく完結していません。冬目さんの作品には、こういうのが多く、長期連載で完結したのは、代表作「羊のうた」と、「ハツカネズミの時間」くらいしかありません。それでもファンは許しちゃうのだから、それが良いのか悪いのか…

さて、「イエうた」ですが、主人公の大卒フリーター「リクオ」をめぐる恋愛模様を描いた作品です。彼は大学時代の同級生「しな(木へんに「品」)子」に思いを寄せていますが、しな子は、高校生で亡くなった幼なじみへの思いが捨てられず、誰にも恋をすることができなくなっています。そんなリクオのもとへ、カラスを肩に乗せた少女「ハル」が現われたところから、この物語は始まります。そして、リクオと「しな子」、ハルの奇妙な三角関係、そこにさまざまな登場人物がからみつつ、物語はゆっくりと流れていきます。

これといって劇的な展開があるわけでもなく、目立ったキャラの登場人物もいないのに、読んでいるとぐいぐい引き込まれてしまうのは、冬目さんの描く人物の造詣の上手さ(この人、ホントに画は上手い!)と、無理の無いストーリー展開のおかげだと思います。そして、なんといってもこの作品の魅力は、「ハル」だと思います。カラスと共に登場!という最初の印象とは違い、ハルは実に魅力的です。明るく前向きで個性的、リクオに対する一途な気持ちや、感情をストレートに出すところなど、とても可愛いと思います。私は、ハルの笑顔を見るために、この作品を読んでいるようなものです。

そんな「ハル」贔屓の私に、先日、素晴らしいプレゼントがありました。単行本5巻の「特装版」を、地元のブックオフで、ゲットしてしまったんです!しかも定価の半額で!この特装版には、ハルのフィギュアがついているのです。しかも、メイド服ヴァージョン!!! 早速組み立てて、寝室に飾って眺める毎日です。オコジョからも、「お父さんがキャラ萌えするなんて…」と、びっくりされました。

そんなハル好きの私としては、最近の展開が少し不安でもあります。リクオと「しな子」が、急接近しそうな雰囲気なのです。おい、リクオ! ハルを不幸にしたら、この俺が承知しないからな!と、言いたくなる展開なのです。連載もまもなく再開されるということですが、どうかハルに幸せを…と、祈る毎日なのです。

ところで、この作品、「めぞん一刻」に設定が似てませんか? 優柔不断な主人公、死んだ人に操を守るヒロイン、主要登場人物全員が片思い…といった具合が。名作「めぞん一刻」を、作者が意識しているかどうかはわかりませんが、ちょっと気になりました。

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DAI-HONYA

え~お久しぶりでございます。2月はついに1回しか更新できませんでした。すっかり過疎ブログに成り果ててしまいましたが、皆さん、いかがお過ごしですか?

前回も私、パパが執筆しましたので、「オコジョはどうした?」というお怒りの声が聞こえてきそうですので、事情を説明しておきましょう。

もともとこのブログは、私ことパパと、娘のオコジョが、マンガについて交互に執筆するのを原則としてきました。ですから、前回私が執筆した後は、ひたすらオコジョの執筆を待っていたのですが、ある事情により、オコジョが超多忙になってしまったため、執筆できない状態になっているのが現状です。

超多忙の理由ですが、実はオコジョは3月で小学校を卒業するのですが、卒業記念の意味も込め、初めてのマンガ作品執筆中なのです。これまでも、イラストやネーム、下絵のみの作品を書いたりはしていたのですが、完成させたことはありませんでした。今回、オコジョは本気です。3月末までに短編を一本書き上げようと、毎日執筆しています。ですから、これが完成するまでは、他のことは一切できないと思います。

そんな状況ですので、ブログの方は放置状態になってしまいましたが、まあ、せっかくつくったブログですので、私が1人でしばらく更新していきたいと思います。オコジョの文章を期待している方にはゴメンなさい、としか言えませんが、オコジョが初作品を完成させるまで、温かく見守ってあげてください。

ということで、今回取り上げるのは、とりみきの「DAI-HONYA」です。1993年に発表された作品で、近未来の「大きな本屋(=ダイホンヤ)」を舞台にしたSFアクションです。物語の世界は、活字文化の衰退を防ぐために制定された「書店法」により、巨大資本が書籍市場を独占する一方で、本を嫌う人による犯罪・テロ事件が続発しているという設定です。そうした書店犯罪に立ち向かうために任命された「書店管理官」紙魚図青春(しみずせいしゅん)が主人公です。

紙魚図は、巨大書店「文鳥堂」に起こる事件解決のために、同書店に乗り込み、テロリストと壮絶な戦いを繰り広げます…と、ここまで書いてきてお気づきかもしれませんが、この作品、「ダイ・ハード」のパロディにもなっているのです。といっても、そこはとりみきですから、随所に独自のギャグが散りばめられており、まったく重くならずに楽しめます。

ちなみに、この作品は原作付ですが、原作者は田北鑑生(たきた かんせい)です。そう、とり作品におなじみの、逆カマボコ型の目をした書店店員キャラのあの人です。Wikiの情報によると、とりみきの結婚祝いに田北が贈った原稿用紙50枚ほどの「作文」が元ネタになっているとかですが、とりみきによる創作部分も多いと思われ、どこまでが原作なのかはわかりません。

なお、続編の「THE LAST BOOKMAN」もあり、こちらは西部劇のパロディになっていますが、西部劇をあんまり見たことの無い私には、元ネタが分かりませんでした。誰か教えて!

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蛍三七子

こんにちは、パパです。オコジョがようやく記事を書いてくれたと思ったら、…ですか、はあ。でも、本人はかなり悩んでの「腐女子決別宣言」ですから、そういうことで、温かく見守ってください。オコジョは、マンガ道の「王道」を目指す決心を固めたみたいですから。

実は先日、日光市で開催された「ちばてつや原画展」を、オコジョと一緒に見に行ったんです。我が栃木県には、マンガ学科のある宇都宮文星芸術大学というのがあり、ちばてつや先生は、そこの教授をつとめているのです。そんな縁で、今回の展示会が開催されたわけです。

いや~、凄かったですよ。ちば先生のデビュー当時の少女マンガの作品から、出世作「ちかいの魔球」「紫電改のタカ」、私にとっては懐かしい「ハリスの旋風(かぜ)」、そして「明日のジョー」の原画もありましたよ。あの有名なラストシーン(真っ白に燃え尽きたジョー)の原画の前では、思わずしばらく足を止めて見入ってしまいました。

そんな中で、個人的に嬉しかったのは、「蛍三七子」(ほたる みなこ)の原画でした。個人的には、ちば先生の短編では最高傑作だと思っている作品です。調べたら、発表されたのは1972年9月の「少年マガジン」でした。私はこの作品をリアルタイムで読んだので、小学生の頃ということになります。実家の向かいの床屋で、待ち時間に読んだ記憶があります。

主人公はのんべの大学生、昔飲んだ芋焼酎の味が忘れられなくて、田舎町にやって来ます。ところが、そこは工場の進出によって、かつての静けさが失われ、騒がしい町に変わっていました。主人公は、ふとしたきっかけで、男勝りの不良少女のような三七子と出会います。(この出会いの場面の描写なんか、いかにもちばてつやっぽくて好き)そして2人はやがて心を寄せ合い…という感じの、ラブストーリーです。ちば作品では珍しい(というか、他にあったか?)キスシーンが描かれますが、これがまたいいんだ。

しかし、キスシーンのあとは、一挙にこの作品のもうひとつのテーマである「蛍」をめぐる、感動的なラストシーンへとなだれ込んでいきます。ラストの蛍が乱舞するシーンの美しさは、マンガ史上に残る名シーンだと思ってます。とにかく切なく、美しく、そして考えさせられる作品です。だれか、映画化しないかな。

ところでオコジョですが、ちばせんせいの原画を私以上に食い入るように見てました。見終わっての感想は「すごすぎて圧倒された。マンガの王道の壁がいっそう高く見えるようになった」でした。でも、高い目標だからこそ、やる価値も高いのだ。頑張れ娘よ!

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